シンクロデッキをぶん回してみた

sasa19872008-04-03

今日はコナミで友人とひたすらデュエル。

新しく考えたシンクロデッキを回したくて

かなり長時間相手をしてもらった。



今日メインで使ったシンクロデッキだが

とりあえず先にレシピを乗せておこう。



シンクロバブーン 40枚


モンスター 20枚


森の番人 グリーン・バブーン×1

X-セイバー エアベルン×3

デス・コアラ×2

N・ブラック・パンサー×2

素早いモモンガ×3

ライトロード・ハンター ライコウ×2

レスキューキャット×3

召喚僧サモンプリースト×3

D-HERO ディスクガイ×1


魔法 14枚


大嵐×1

サイクロン×1

死者蘇生×1

早すぎた埋葬×1

ライトニング・ボルテックス×1

月の書×2

おろかな埋葬×2

貪欲な壺×3

アームズ・ホール×1

打ち出の小槌×1


罠 6枚


聖なるバリア-ミラーフォース-×1

激流葬×1

死のデッキ破壊ウイルス×1

リミット・リバース×3


デッキの動かし方の説明に入ります。

基本は、レスキューキャットの効果で、デッキから

「X-セイバー エアベルン」とレベル3以下の獣族を特殊召喚し、

レベル5または6のシンクロモンスターを呼び出して戦います。

召喚僧サモンプリーストからレスキューキャットを呼び出した場合、

アベルン+サモプリでレベル7、エアベルン+レベル2+サモプリで

レベル9のシンクロモンスターを召喚できます。

生贄にできない永続効果を持つサモプリも、シンクロは生贄に当たらないため

問題なくシンクロの材料にすることができます。


アドバンテージは、リミット・リバースでディスクガイを蘇生して稼ぎます。

リミット・リバースはレスキューキャットも蘇生できるので、再びシンクロも可能。

また、レスキューキャットの効果の性質上墓地が肥えやすく、

アベルンがデッキの中にいたほうが都合がよいため、貪欲な壺をフル投入。

たとえ初手に3枚来たとしても、サモプリのコストになるので

完全に腐らせてしまうことはほとんどない。


また、レスキューキャットの効果の対象をデッキに多く残しておく必要があるので、

下級モンスターも、レベル3以下の獣族が中心。

獣が中心だと、「森の番人 グリーン・バブーン」が登場する機会が多くなる。

レベル3以下では戦力に不安があるため、補強をかねて投入。

シンクロできないときは2600の攻撃力はかなり頼りになる。

バブーンに頼りきりな構成ではないので、たとえバブーンを使わなくても

シンクロの展開力だけで勝つことも十分可能。

あくまでバブーンは「サブアタッカー」程度。フィニッシャーではない。

実際、デッキにエアベルンが残っていれば、レスキューキャット1枚が

高レベルモンスター+デッキ圧縮の二役をこなしてくれる。


そして、このデッキで最も恐ろしいのは

「氷結界の龍 ブリューナク」による半無限ループ。

手順は以下のとおり。


1.シンクロでブリューナクを召喚

2.早すぎた埋葬でレスキューキャットを蘇生

3.手札を1枚捨て、ブリューナクの効果で早すぎた埋葬をバウンス

4.レスキューキャットの効果発動。さらにシンクロモンスターを並べる

5.2に戻る


手札が無くなれば当然このループは止まるし、デッキのエアベルンも3回で尽きる。

だが、ここにディスクガイを混ぜることで、その問題を解決できる。


1.シンクロでブリューナクを召喚

2.早すぎた埋葬でディスクガイを蘇生。2ドロー

3.手札を1枚捨て、ブリューナクの効果で早すぎた埋葬をバウンス

4.早すぎた埋葬でレスキューキャットを蘇生

5.手札を1枚捨て、ブリューナクの効果で早すぎた埋葬をバウンス

6.レスキューキャットの効果発動。ディスクガイを混ぜてシンクロ

7.2に戻る


レスキューキャットを混ぜず、ディスクガイと早すぎた埋葬のループを続けると、

ライフポイントの続く限り手札交換をし続けることができる。


1.シンクロでブリューナクを召喚

2.早すぎた埋葬でディスクガイを蘇生。2ドロー

3.手札を1枚捨て、ブリューナクの効果で早すぎた埋葬をバウンス

4.手札を1枚捨て、ブリューナクの効果でディスクガイをバウンス

5.手札のディスクガイを捨て、ブリューナクの効果で適当なカードをバウンス

6.2に戻る。


これならば、貪欲な壺を引くまで粘り、エアベルン3体をデッキに戻し、

レスキューキャットの効果でシンクロモンスターを並べ、勝利することができる。


ちょっと活字じゃ伝わりにくいかもしれないが、実際のところ、

D.D.クロウやゴーズ、激流葬などの妨害が無ければ、後攻1ターン目の手札に

「ディスクガイ(おろかな埋葬でも可)」「早すぎた埋葬」「レスキューキャットかサモプリ+魔法1枚」

これらの3種類(4種類)のカードがあれば、1ターンキルも可能。



次に、有効なシンクロモンスターを挙げてみる。


・氷結界の龍 ブリューナク(☆6)

レベル6のシンクロはこのデッキの基本。

アベルン(☆3)+☆3、エアベルン+ディスクガイ+☆2でシンクロできる。

上記の「ブリューナク・ループ」の発生源でもあるので、3枚投入が望ましい。

使いどころさえ見誤らなければ1枚でもまわせるが。

使用済みのリミット・リバースを回収したり、手札コストでモンスターを捨て、

貪欲な壺の発動条件を満たしたり、汎用性は高い。

ただし、攻撃力2300なので、戦闘において過信は禁物。


・大地の騎士 ガイアナイト(☆6)

同じくレベル6。レスキューキャットから出しやすいレベル6は

エクストラデッキに多めに投入しておくといい。

キルドレイン発動時などはこちらのほうが優先される。

帝やショッカーを殴り倒せるのはブリューナクには無い魅力。


・フレムベル・ウルキサス(☆6)

上記の2枚で足りないなら採用することもあるだろうが・・・。

ブリューナクで壁モンスターをバウンスできる以上、

このカードの貫通能力はあまり生かされることは無いだろう。


・X−セイバー ウルベルム(☆7)

アベルン+☆3+ディスクガイ、あるいはサモプリ+エアベルン。

モモンガ2体とエアベルンでも出せなくもない。

ループの際、無駄なくディスクガイを墓地に送れる。

手札が4枚以上のとき、このカードで最初にダイレクトアタックを決めれば

相手がゴーズを持っている場合、やむなくゴーズを出すに違いない。

そうすれば、1ターンキルには届かなくとも、とりあえず対処することができる。

相手のゴーズ確認のためにも、少なくとも1体は入れておくことが望ましい。


・レッド・デーモンズ・ドラゴン(☆8)

アベルン+☆2×2、あるいはエアベルン+サモプリ+ディスクガイ。

このデッキの最高攻撃力を持つモンスター。

ゴーズが出てきたとき、両者とも守備表示ならこれ1枚で両方処理できる。

そうでなくても、もともとの攻撃力が高いので、ゴーズぐらいなら楽々倒せる。

このカードの直接攻撃時にゴーズを出されないようにプレイングは注意。

ダイレクトアタックの際は必ず止めを刺そう。


・ミスト・ウォーム(☆9)

アベルン+☆3×2、あるいはエアベルン+サモプリ+☆2。

レスキューキャットからは難しいが、サモンプリーストからならば比較的容易。

ノーコストで3枚バウンスは、ラッシュの前の掃除としては十分。


・A・O・J カタストル(☆5)

アベルン+☆2。いわずと知れた優秀なモンスター。

自分の中での愛称は「ライトロードキラー」。

収縮を打たれようがオネストが手札にいようが関係なく相手を抹殺していく。

表側表示のモンスターにしか効果は使えないが、実際はそれで十分。

ライトロードは基本的に表側表示でなければデッキを削れない。

しかし、表側表示で存在すれば確実に消される。

ライトロード使いにこんなジレンマを与えることができる。

裁きの龍が出てきても、後出しならば無条件で勝てる。

基本的に、このカードを戦線に出しておけば、デュエルをかなり有利に進められる。

ただし、サイバー・ドラゴンには注意。



このデッキの弱点は、「モグラゲー」。

エクストラデッキに戻されれば、当然蘇生もできず、手札コストにもならない。

月の書を2枚投入しているが、モグラゲーになったらある程度シンクロは諦めて、

バブーンや下級中心にがんばって勝機を見出しましょう。

また、エアベルンが手札にたまりすぎても厄介。

アベルンはデッキの中にいないとシンクロにつなげられないため、

レスキューキャットが完全に「使えないモンスター」になってしまう。

リミット・リバースなどの蘇生カードを駆使して必死にシンクロするか、

おろかな埋葬でバブーンを落とし、レスキューキャットの自壊効果を利用して

バブーンを復活させ、なんとかして戦線を維持しましょう。



最後に、このデッキのシブい奴、「N・ブラック・パンサー」の紹介。

単体では死のデッキ破壊ウイルスの生贄、リミットリバースに対応するくらい。

しかし、相手のフィールドに起動効果を持つモンスターがいれば本領発揮。

具体的には、ライラ、カードガンナー、裁きの龍、ダムドなど。

ライラの効果をコピーして伏せカードを破壊、ガンナーで墓地肥やし+攻撃力UP、

裁きやダムドで大量破壊。ダムドのコストはサモプリやデス・コアラなど。

相手のデッキ次第では、非常に面白い働きをしてくれます。

ただし、帝コントロールが相手のときは、素直に引っ込みましょう。