【遊戯王】ABCを無限戦力に!ABC派生デッキ【AtoΩ】!
以前の更新が2014年…実に7年ぶりの更新です!
今回は自分の持ちデッキである【AtoΩ】のデッキ紹介になります!
~もくじ~
デッキの動かし方とかが見たいだけの人は①を飛ばしてくださいね
①まえがき
自分はとある理由から《AtoZ-ドラゴン・バスターキャノン》を使う
デッキについてずっと考えていました。(理由については割愛)
さて、ここでこのカードを運用していく上での課題ですが
当然ながらABCとXYZを場に並べなければならないということになります。
ABCは素材を墓地から除外でよいのですが、XYZは素材を場に揃える必要があります。
そのため、登場の流れとしては
(1)ABC-ドラゴン・バスターを場に出す
(2)分離によりABC素材を場に並べる
(3)並べたABC素材をもとにさらに展開、XYZを場に引っ張り出す
以上のような流れになります。
幸いにも、ユニオン格納庫やユニオン・キャリアーといったサポートのおかげで
XYZを場に出すプランについては問題ありませんでした。
ですが、ここで新たな問題が。
2020年4月1日…
ABC-ドラゴン・バスターが制限カードに規制強化!!
これにより、仮にXYZを場に出せたとしても、AtoZにたどり着くためには
もう一度ABCを呼ぶ手段が必要になってしまったのです!
そのため、ABC蘇生、回収する手段を引けなければ
せっかくXYZを呼ぶために場に用意した素材がABCをエクストラデッキに戻すために
使われることとなり、デッキの安定性はガタ落ち。
AtoZどころか、2度目のABCを出すことすら怪しくなってしまいました。
そこで、自分ひとりのアイデアだけでは限界を感じ、
Twitter上でフォロワーたちにアイデアを募り、その都度デッキを改造していきました。
そして、その中で一つ希望となるカードを見つけました。
この ②の効果により、墓地・除外ゾーンからABCを戻すことができる。
しかもこれは墓地へ送るだけでよいので、手札に加えるより
はるかに低い労力でABCの再利用ができることが分かりました。
ちなみにこれは、僕がこのデッキを考える元となったフォロワーの相談がもとで
はみるとん氏がデッキの素案を用意してくれたことがきっかけでした。
マジ感謝。
参考文献
【マシンナーズABC】試作#遊戯王ニューロン pic.twitter.com/TpLPW3bq21
— はみるとん@登録者10万人達成!! (@ZenmaiShark) 2020年10月1日
それからは、この素案をもとに研究を重ねていたのですが、
すぐにまた別の壁にぶち当たりました。
1つは、構築の都合上デッキ枚数がどうしても膨れ上がること。
この素案はあくまで【ABC】ですが、僕たちの目的は【AtoZ】であり、
追加でカードを増やす分だけデッキ枚数が多くなります。
さらに、格納庫とリサイクラーが別の展開ルートとなっており、
メイン、エクストラを2つのギミックが圧迫することになってしまいました。
その結果、2つ目の問題として
超臨界を初動で呼び込むことが難しくなってしまったこと。
それに連動した3つ目の問題、超臨界が引けなかった場合は
初動全振りを返されたら打つ手がないこと。
自分はリモートデュエルで友人と何度も対戦する機会に恵まれ、
その中で先攻1ターン目の盤面を見事に返され、手札はあるにもかかわらず
その後の展開が一切行えない状態に陥ることがあったのです。
実は、既存のABCの紹介サイトや動画においては
紹介される多くのABCデッキは1ターン目の展開についてまで。
大抵はエクストラに《ダイガスタ・エメラル》が入っていて
こいつで回収するんだろうなぁ…という意図は感じるのですが、
「場にカードが残らず、ABCが回収できない状態になったら?」
という状況に対する回答が見つかりませんでした。
(紹介動画なんだから負ける前提の話はしないでしょう、というのは置いといて)
「先攻制圧して押し勝つ!返されたら負けを認める!!」
…というのも男らしくていいのですが、現代遊戯王では2妨害くらいなら
普通に貫通されることも多いんですよね。
そういうことなので、このデッキの目的としては
・展開の中で超臨界に触れる
・盤面を返された後の継続戦闘を可能にする
この2点を解決する手段が自分の求めるラインでした。
そして、これらに対する回答が今回紹介するこのデッキになります。
②デッキ内容
以下が自分のTwitterで投稿したものになります。
#遊戯王ニューロン
— 🎋sasa・スプリングフィールド🎋 (@fabled_Sasa) 2021年5月26日
【AtoΩ】
1ターン目にベアトリーチェとABCを並べて超臨界を墓地へ送り、次のターンにΩをシンクロし超臨界を回収、ABCを無限戦力に変換します。今度こそ完成です。 pic.twitter.com/7IUMLkjtu9
デッキレシピを文字で読みたい人のために
《必須枠》
モンスター:24枚
ブンボーグ003×3
ブンボーグ001×2
幻獣機オライオン×2
魔法:8枚
ユニオン格納庫×2
盆回し×1
無許可の再奇動×3
竜の渓谷×1
罠:1枚
機甲部隊の超臨界×1
《自由枠》:7枚
灰流うらら×2
抹殺の指名者×2
無限泡影×3
エクストラデッキ:15枚
閉ザサレシ世界ノ冥神(自由枠)
I:Pマスカレーナ(自由枠)
③運用
紹介ツイートにもあるとおり、このデッキのキモは
・初動で超臨界を墓地に送ること
・《PSYフレームロード・Ω》による超臨界サイクル
の2点です。
どのように運用するかは一見に如かずということで、以下の動画をご覧ください。
ユニオン格納庫からの初動です。最終盤面(相手ドローフェイズ時)としては
場にベアトリーチェ、ABC、墓地に超臨界とシラユキで計2妨害です。
途中でドローを挟むため手札消費は実質0枚となり、ABCのコストには困りません。
Borトルクチューン+無許可の再奇動でも同様のことができます。
別の初動として、ブンボーグ003+ABCいずれかのユニオンの場合はこうなります
手札にあるユニオンがB以外であれば、ユニオン・キャリアーのところで
Bを特殊召喚することができるため手札にユニオンが1枚増えます。
その他、AorC+無許可の再奇動、手札にユニオンなしでの003初動などは
始めにベアトリーチェで落とすカードを墓地に不足するユニオンにし、
相手のターンで超臨界を墓地に送ることでカバーすることができます。
streamable.comこの場合はシラユキを墓地に送る余裕がないため、ABCの1妨害になります。
そして、次は返しのターンの動きについてです。
相手エンドフェイズにABCが分離した場合、このような盤面が残ります。
そして、この素材を利用してΩのシンクロ召喚を狙っていきます。
方法1
ユニオンのいずれかとブンボーグ001でシンクロし、アクセル・シンクロン、
効果でデッキからジェット・シンクロンを墓地へ送りレベルを下げて★4へ、
そしてアクセル・シンクロンと残りのユニオンでΩをシンクロ召喚。
アクセル・シンクロンやジェット・シンクロンはABCと共に超臨界でデッキに戻しておきましょう。
方法2
ユニオンのいずれかにトルクチューン・ギアを装備し、チューナーに変化させます。
そして、別のユニオンとシンクロしてΩを作ります。
トルクチューンはCで墓地から回収したり、Bでサーチしたり、格納庫で装備したり…
状況に応じてもっとも適するものを選んでいきましょう。
はい、いずれにせよこの段階でΩがシンクロ召喚できました。
これにより、
・相手スタンバイフェイズにΩ効果で超臨界が墓地に戻る
・墓地に戻った超臨界で分離したABCほか機械族を再利用しつつドローできる
というループギミックが完成しました!これにより常にABCを戦線に送り出しつつ、
超臨界と自分ドローフェイズの計2ドローにより往復分のABCの手札コストを確保、
分離したユニオンをもとにリンクモンスターによる戦力追加、
サーチ・サルベージによるXYZ、AtoZ登場へとつないでいきます。
ABCが何度でも展開できるということは、素材のモンスターたちは
どんな用途にでも気兼ねなく、自由に使えるようになりました。
おすすめは自由枠の《閉ザサレシ世界ノ冥神》です。
先ほどの通り、ABCが分離すると素材3体と001が並びます。
つまり、この時点で相手モンスター1体を確実に食える状況ができているわけです。
さらにおまけで相手の場のモンスター効果をすべて無効にできるので
返しの一手としては最高ですね。
ABCが苦手とする、対象に取れない、または効果を受けないモンスターを
これ1枚で処理することができるのは大きいです。
もう1枚の自由枠である《I:Pマスカレーナ》は相手ターンの妨害役ですね。
相手ターンに分離したABCの素材たちと相手モンスターを冥神に巻き込むことができるわけです。
④おわりに
今回のギミックが完成したことにより、《ABC-ドラゴン・バスター》は
制限カードであることを克服したといえるでしょう。
今回は初動が変わってもルートが統一されているためスペースに余裕があり
デッキ・エクストラデッキに若干の余裕があります。
さらに、【ABC】デッキを検索してこの記事にたどり着いたというあなた!
XYZにこだわりがないのであればさらに自由枠は増えるため
メインデッキには最大10枚も余白を作れます。手札誘発がたっぷり詰めるね!
ぜひともオリジナリティを出して遊んでください!!
※追記
動画のリンクが切れていたという報告を受けましたので、YouTubeにアップし直しました。
前の動画を消す方法がわからず残骸が残っていますが…
それとは別に、《ルイ・キューピット》を用いた新しい展開ルートも作ったので
参考にこちらも置いておきます。
ハリファイバーから呼び出すチューナーは機械族であれば何でもよいですが、
オライオンとジェット・シンクロンはデッキに1枚ずつ残るようにしてください。